エアコンクリーニングってどういうサービス?クリーニングは必要?クリーニングする範囲。最近流行りの「完全分解」は必要?

 皆さん、こんにちは。


石川県金沢市で「エアコンクリーニング・ハウスクリーニング」を営業しています。


【ハウスクリン 石川金沢】です。



今回は、「エアコンクリーニング」のサービス内容についてお伝えします。


前回のブログで「業者さんによってエアコンクリーニングする内容が違う」とお伝えしました。
「エアコンクリーニング」と言っても何をどういう風にクリーニングするのか?クリーニングする必要があるのか?分からないですよね。
「エアコンクリーニング」というサービスが広まって20数年。まだまだ、「初めてエアコンクリーニングを依頼した」というお客様がかなりいます。

そんなわけで、クリーニングするとどういうメリットがあるのか。どこをどのようにクリーニングする方が良いのか。などをお伝えします!


○エアコンクリーニングをお勧めする理由

皆さん、なかなかエアコンの内部を除くことなんてないですよね。外側は真っ白のカバーでキレイ(最近は様々な色のカバーがあります)で、一見汚れていないように見えます。

でも、送風口を覗き込んでください。できれば停止している状態で。
(必ずコンセントを抜いてゆっくりルーバー(風向きを調整する羽根)を開いてください。急激に力を入れて開けると故障の原因になります。ダイキン、シャープなど一部機種は手で開けると故障します。詳しくは説明書などで確認ください。)

送風口が真っ黒!なんてことがありますよね。それは黒カビです!!また、ファン(中の筒状のモノ)は黒いのでカビがついているのが分かりにくいかもしれません。

前回のおさらいです。
エアコンは運転すると汚れます。主な汚れは次の通りです。
1、ホコリ
2、黒カビ
3、油、タバコのヤニ

ホコリはどんなものにもつきますので分かりやすいです。特にエアコンは室内の空気を取り込んで送風口から吐き出す機器なので特につきます。
油、ヤニも目に見えないですが部屋中に漂っていますのでなんとなくわかります。キッチンの近く、タバコを吸うと特につきやすいです。

では、黒カビはなぜ付着するのか。エアコンの仕組みを理解すると分かります。

エアコンは、冷房運転時にエアコンの内部が冷やされ夏の室内の高温多湿な環境の元、寒暖差が発生しエアコン内部が結露する。

ですので、基本夏の冷房時にしか黒カビは生えません。でも、黒カビを放置するとどんどんアッというう間に繁殖します。(浴室や窓などをご想像ください)

そして、黒カビは常に胞子と呼ばれる物質を空気中に放出しています。それを人間が吸い込むと体に悪影響が起こる可能性があります。特に体の弱いお子さん、高齢者が大変です。

以前のお医者さんのコラム新聞記事に、「黒カビは気管支ぜんそく、肺炎、鼻炎などを引き起こす可能性がある」と紹介されていました。

カビは残念ながら、一夏シーズン使うと必ず生えています。それが、設置環境や使用頻度で多いか少ないかだけです。
特に最近は、温暖化の影響で暑くなる時期が長く、35℃以上の高温ですよね。
冷房の設定温度と室温の差が多ければ結露は多くなりますし、期間が長ければカビが生える機会は多くなります。
近年はよりカビが付着する環境が多くなっていると思います。

カビは人間には放っておけないものです。

また、エアコンの部品の一つ「熱交換器(フィルターの奥にあるグレーの網上の部品)」は冷房時に水浸しです。
熱交換器が冷たくなったり、熱くなったりすることで空気中の空気を取り込んで冷やしたり温めて送風口から送りだしています。

ここがホコリだらけ、カビだらけだと空気が触れられない、うまく空気が冷たくなったりできなので効率が悪くなります。

以前お伺いしたお客様では、フィルターも熱交換器もホコリや油汚れでまっ茶色、熱交換器が見えない状態でした。それをキレイにしたら、明らかに分かるほど冷たい空気が出るようになったこともありました。

つまり、熱交換器をキレイにすると効率が良くなりいち早く部屋を冷やしたり温めたりするので、省エネにつながるということです。

ですので、「エアコンクリーニング」しましょう!というわけです。

○エアコンクリーニングはどこをキレイにすればいいの?

エアコンが汚れる仕組みが分かったところで、「エアコンクリーニング」でどこをキレイにすればよいのか、ですよね。

当然、熱交換器やファン、送風口は当然でしょう。でも、エアコンは他にもカビが生えている所があります。
主に次の通りです。

1、ファン、送風口
2、熱交換器
3、外側カバー(普段目にする白い部分)の裏側、フィルター、ルーバー、おそうじユニット(おそうじ機能付き機種で掃除ロボットがついている部)その他分解した各種部品
4、ドレンパン

などです。エアコンは全体が冷えますから、そのすき間の部分までカビやホコリがついています。

ということはこれらをキレイにする必要があるわけです。

でも、「エアコンクリーニング」と言っても業者さんで作業する範囲が異なるのが現状です。
法律でサービスの内容が決まっているわけではないですし、まだまだエアコンクリーングがどういうものなのか周知されていないからです。

だから、業者さんで「料金・作業時間」がバラバラだったのですよね。
どういう業者さんを選んだ方が良いかは、前回のブログを参照してください。

当店「ハウスクリン 石川金沢」では上記の1~4をキレイにするサービスをしています。
※ドレンパンは通常作業に含まれず、オプションになっております(料金2000円)
機種によってドレンパンが分解できるできないがあるのと、本体の設置状況で壁とのすき間が無いなどでできない場合があるからです)

当店は「業者都合ではなく、お客様目線でサービスする」を理念としています。
良く汚れている部分。多くのお客様が望まれる部分をキレイにすることがサービスだと考えているからです。

前回もお伝えしましたが、まだエアコンクリーニングは初めてで分からない方もいます。それをいいことに、カバーなど外さない、カバーなど分解した部品をキレイにしない、おそうじユニットを外さないキレイにしない、など様々な業者さんもいます。でも、それらにもカビがかなり生えています。
ですので、それらもキレイにしないとまたすぐにカビが繁殖します。カビの繁殖力はすごいです。

4のドレンパンをキレイにすることをお勧めする理由ですが、そこも見えないだけでかなりカビ、ヘドロだらけだからです。

「ドレンパン」は熱交換器の下の部分についている部品で、熱交換器が結露して下に落ちてくる水滴を受け止めて、水を外に排出する部品です。(夏冷房運転時に外の室外機の近くが濡れているのはそのためです)
つまり、ドレンパンも常に濡れているし、しかも熱交換器に着いたホコリも水滴と一緒に落ちてきてドレンパンに溜まります。するとそれがヘドロ化してニオイや水を排出するドレンホースのつまりの原因になります。
カビだらけヘドロだらけが「ドレンパン」です。

エアコンクリーニングをしても「ニオイが取れない…」場合は、ドレンパンが汚れていることが原因の場合も…。

ですので、オプション「ドレンパン分解洗浄」もお勧めです!!

(一部メーカー機種はドレンパンが取り外せない場合があります)


○最近よく聞く「完全分解」とは?やった方がいい?

最近多くなりました「完全分解」という単語。何のことなのか分かりませんよね。
全国展開最大手ハウスクリーニング業者もCMやホームページに大々的にうたっております。

「完全分解」とは何なのか…。

文字通り、エアコンのパーツをすべて分解取り外すことを言います。

当店が行っている分解クリーニング上記1~4では、

1、ファン、ファンモーター(ファンを回しているでっかいモーター)
2、基盤(電気を制御している電子盤)
3、その他付属の部品
4、熱交換器

は取り外さずにつけたまま高圧洗浄します。
「完全分解」これらも取り外します。

カビは結露しているすき間に生えている可能性があるからですね。

もちろん、すべてキレイにするのですみずみまでキレイにできます。

当店では「完全分解」は行っていません。

理由は以下の通りです。
1、分解に時間と手間がかかる。
2、故障破損のリスクがぐんと上がる
3、完全分解で取り外す部品はそれほど汚れていない
4、エアコンは1夏シーズンでカビが必ず生える

これらを考えると、当店では理念あったサービスではなくなるからです。

まずは手間と時間がかかると「料金」を高く設定しないといけません。
我々もサービス業で行っている以上、料金を高く設定しないと生活できません。料金の仕組みは前回のブログを参照して下さい。

現状「完全分解」を行っている業者さんの料金相場は以下の通りです。

おそうじ機能無しエアコン 1台 20000円 ~ 25000円 作業時間2~3時間
おそうじ機能有りエアコン 1台 28000円 ~ 35000円 作業時間4~5時間

かなり高いです。前回お伝えした、時間と優位性と相場できまるからです。

正直、裕福な方ならいいですが大多数のご家庭ではかなり厳しいのではないかと思います。

また、分解すればするほど部品が破損したり故障したりします。特に年数が経っているエアコンはなおさらです。それは業者さんの技術次第ですが、壊れたりしたら意味ないですよね。クリーニング業者の一番のタブーは「故障」です。キレイになっても意味ないですから。

さらに、最大の当店がやらない大きな理由は、カビは1夏シーズン使えば必ずカビが生えるからです。

それよも、ほとんどの汚れが付着している、熱交換器、ファン、送風口、カバーなど各部品、ドレンパンを、毎年、2年に一回など短いスパンでお手軽料金でしっかりキレイにした方が良いと考えます。
いくらすみずみまで完全にキレイにしたとしても、一夏シーズンでカビが生えてしまうわけですから。

そういうわけで、当店では「完全分解」のサービスはしておりません。お客様のご希望の多いサービスを行っております。

ここで、「完全分解」について注意です。

「完全分解」というサービスをうたっている業者さんでも「完全分解」をしていない業者さんが大多数います。

「完全分解」は熱交換器のみを壁に着けたまま(もしくはガス管や室外機からエアコンそのものを外して)その他は全部取り外してすべてキレイにするサービスです。

業界では「背抜き、完全取り外し」と呼ばれるものです。

でも、大多数の業者さんは「ファンのみ」を取り外してキレイにすることを「完全分解」としてかなり高い料金をとっている方もいます。料金はお客様のご満足次第ですので置いといて。
※某全国展開最大手ハウスクリーニング業者も残念ながらこの「ファン取り外し」を「完全分解」とうたっております…。

ではなぜ、この「ファン取り外しだけ」のサービスが危険なのかというと…、
このサービスはファンをエアコン本体の左から抜くようになります。その際に熱交換器を持ち上げて抜く。つまり、構造上無理やり抜くわけです。
本来は右側のファンモーターを取り外してそれからファンを抜くことになります。それが構造的に正しい分解の仕方です。でも、そのためには電子盤も取り外してその周りの部品も取り外してファンモーターも取り外す時間と手間がかかります。(いわゆる本当の「完全分解の手順」)

だから、手間と時間をかけたくないので「左から熱交換器を持ち上げて無理に」ファンを抜きます。

でも、無理に抜いているので負担がかかります。
熱交換機の内部には冷媒ガスが通るガス管が通っています。冷媒ガスが熱を交換する役目をしています。
熱交換器を無理に持ち上げるとガス管に亀裂が入ってガスが抜ける可能性が大いにあります。ガスが抜けるとエアコンが効かなくなるのです

しかも、ちょっとした亀裂でもガスは抜けるので徐々に抜けていくこともあります。1年後に久しぶりにエアコンをつけたら、「エアコンが効かなくなった」ということも大いにあるわけです。

さらに、ファンを抜く際もファンモーターの軸から抜く際に水平に抜くのではなく、ちょっと斜め上に抜きます。そうすると軸が歪んでしまう可能性があります。そうすると、ファンから異音がしたりエラーでファンが動かない故障になることが大いにあります。

これらはクリーニング後にすぐ異常が現れにくいことです。だから、クリーニングが原因とも気づきにくいですし、時間が経って業者やメーカーに異常を言っても「それは経年劣化による自然の故障です」となる可能性が大いにあります。

最後極めつけは、ファンを抜いて高圧洗浄しても抜かないでつけたまま高圧洗浄してもキレイになる程度はほとんど変わらないことです。
我々クリーニング業者は「分解する手間、優位性で」料金を高くいただいているわけではありません。「よりキレイにしてお客様のよりよいご満足を得ることで料金を高くいただく」べきです。結果、手間がかかるのなら料金が高くても良いと思えるのではないでしょうか。ましてや「故障」のリスクが高まるだけの手間や時間が多くかかるのは、当店は「?」と思います。

○まとめ


以上、「エアコンクリーニング」とはそういったサービスで、どういったメリットがあるのかをお伝えしました。「完全分解」のメリット、デメリットもお分かりいただけたと思います。
すべてはお客様が「どこまでキレイにしてどの程度のサービスや料金なら満足できるか」です。お客様のご判断でご依頼ください。
その唯一で必ずしていただきたいのは、全国展開やCMなどで高い知名度や料金の安さなどで業者を決めるのではなく、業者さんのホームページやお問い合わせで内容、料金をしっかり聞いてからご依頼することです。また、口コミも参考にすべきです。

その中で【ハウスクリン 石川金沢】にご依頼いただければうれしいです!!

次回は「口コミの参考の仕方」をお伝えしようと思います。

長くなりましたが以上になります!!

エアコンは熱交換器、ファン、送風口、カバー裏、おそうじユニット、ドレンパンがかな   り汚れている。ヨゴレのほとんどはこの部分
エアコンクリーニングの作業範囲は業者様々だが、エアコンは1夏シーズンでカビが生える。一番汚れている部分をお手頃価格で短いスパンで定期的にすることがコスパがいい。
「完全分解」はあまりメリットを感じない。また、効果がないリスクが高いファンを抜くだけの作業を「完全分解」とうたって高い料金を取っている場合がある。注意!


エアコンクリーニングは

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【ハウスクリン 石川金沢】

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